自分で考えることは大事なことだと分かっていても、なかなか出来ていない人も多いのではないでしょうか?
なぜなら、考えるということはそれなりに体力を消耗するからです。
でも、そこから逃げていては成長はないと思います。考えることとは自己成長に欠かせない要素なのだから。
今回は斎藤孝さんの『思考中毒になる!』を読んでみました。
この本で僕が気になった点を挙げつつ本の紹介をしていこうと思います。
自分で考えることが理解できる本『思考中毒になる!』を読んで

まずこの本の内容を簡単に紹介します。
思考中毒になるの内容
スマホなどだらだらとニュースを読むことは「考える」こととは違います。ただ、考えている気になっているだけです。
僕もよくやってしまうけど、改めていこうと思わせる内容でした。
それでは『考えること』がなんで重要なのか見てみましょう。
なぜ考えることが重要なのか?
結論から言えば、「考え続けている人の中からしか、斬新なアイデアや発想はうまれないからです。」
ハッとした方も多いのではないでしょうか?
どんな人が斬新な発想や工夫をして、イノベーションな商品やサービスを生み出すことができるのか?
それは「考え続けている人」です。
何かをよくする為の課題に向き合い続けることで、人はよりよいアウトプットができるようになる。
考えることが重要なのはこのような理由だからです。
では思考中毒になるにはどうすればいいのでしょうか?
僕が大事だと思ったのは以下の3つです。
- 思考力を使わずにできる仕事に嫌悪感をもつ
- 常に何を考えているか自覚する
- 思考の記録をつける
以上の3つですぅ。順番に見ていきましょう。
思考中毒になる為に大事なこと3つ

1.思考力を使わずにできる仕事に嫌悪感をもつ
「思考力を使わずにできる仕事に嫌悪感を持つことが重要です。」
「考えない作業は気持ち悪くて耐えられない」という、感性を持たなければなりません。
『思考中毒になる』より
この本ではコピー取りのことを例に紹介しています。コピー取りという単純な仕事でも考えることが大事です。
それに、単純な作業でも考えながら仕事をすると、改善点がみえたり、作業効率もあがります。それに考えてない人と考えていない人では明らかに目に見えて差が生まれると思います。
2.常に何を考えているか自覚する
自分がきちんと思考できているかどうかは「今、何を考えているか」を自問自答することで明確となる。
『思考中毒になる』より
しかし、ここで重要なのは漠然と考えるのではなく、具体的に考えることです。
著者が好きなテニスの例が紹介されています。
フォアハンドの練習をしていると答える人は、あまり考えずに惰性で練習している人。練習時間のわりにあまり上達しません。
一方で「クロスからきたボールをフォアハンドでストレートに打ち返すときのタイミングと面の精度をあげる練習をしています」と答える人は、自分の課題が明確です。
『思考中毒になる』より
ちょっと具体的すぎない?と笑ってしまいましたが、このくらい具体的に考えることが大事みたいです。
要は常に意識するということ。
無意識に漠然と行動していても意味はないということです。
3.思考の記録をつける
テーマを明確にした上で思考の習慣をつけるには、自分がどれだけの時間考えられているか?を把握することが欠かせません。
『思考中毒になる』より
例えば、日記をつけることは考えることにおいて大事なことだと思います。日記をつけることで自分が何を考えているか明確になるし、ハッキリすると思うからです。
読書日記を始めました

そんな理由から読書日記を初めました。読書を選んだ理由は、本を読んだら読みっぱなしにするのは勿体無いと思うことと、本は考えることと1番相性がいいなと思ったからです。
ただ、読んで終わりにするのではなく、自分の考えや感想を残すことで、より考えることに繋がるはずです。
そして、その感想やまとめたことをアウトプットすることでさらに学びにもなります。アウトプットする媒体はこのブログやインスタを使っています。
>>https://www.instagram.com/yusuke.sawamura
始めてみた感想としては、いままでは本当に考えることをしていなかったんだなと実感しています。
そして、考えることはとにかく楽しいです。
そして、メモを取りながら本を読んでいると、いろんな考えが湧いてきます。本だけ読んで終わりにするのではなくて記録すると思わぬ効用があるように思います。
本じゃなくても、自分の好きことを記録することから始めてみてはどうでしょうか?
著者紹介:齋藤孝さんってどんな人?

1960年静岡生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。東京大学院教育学研究博士過程を経て明治大学教授になる。
『身体感覚を取り戻す』で新潮学芸賞を受賞。『声に出して読みたい日本語』がシリーズ260万部になり日本語ブームをつくった。
TBSテレビ「情報7daysニュースキャスター」などテレビ出演多数。「にほんごであそぼ」の総合指導も受け持つ。
まとめ:『思考中毒になる!』を読んで
今回は齋藤孝さんの『思考中毒になる!』を読んでみました。
ここまでをまとめます。
1.なぜ考えることが重要なのか?
考えている人の中からしか、斬新なアイデアや発想は生まれないから。
2 .思考中毒になる為にはどうするべきか?
- 思考力を使わずにできる仕事に嫌悪感をもつ
- 常に何を考えているか自覚する
- 思考の記録をつける
以上の3つです。その他にも考えると言うことがいかに大事かが書かれているので、気になる方は読んでみてください。
読書メモ
なにかと、効率重視になっている現在において、考えることは大事だとこの本を読んで再確認した。
以前、職場に新入社員が入ってきたときのこと。
僕は「自分で考えて欲しい」という思いから、基本を教えてからあとは新入社員に任せていた。分からないことがあれば聞いてくれと。
この方が結果成長も早いし、いろんな問題に対処できるようになるから僕は効率がいいと思っている。しかし、上司はそうではなかったようだ。
「もっと手取り足取り」教えてやってくれと怒られた。
そして、僕が教育放棄していると思ったようだ。
手取り足取り教えたら、最初の成長は早いのは十分理解している。でも、そのあとは必ず伸びなくなる。それは、始めに「考えぬく」という経験をしてこなかったからだ。
こんなマニュアル人間を作って何の価値があるのか、僕には分からない。
今回は以上です。読んでくれてありがとう!
今日1日あなたはどれだけ「思考」しただろうか?
物思いにふけったり、過去を思い煩ったりするような堂々巡りの「考えごとは」は「思考」に含まれない。
「どうすればお客さんが喜んでくれるか」など、何かをよくする為に工夫したり、新しい企画を生み出すことこそが「思考」である。
考える達人になるには、寝ても覚めても常に考え続ける「思考中毒」になればいい。
すると面白いほどにアイデアが湧き出てくる。ならば、どうすれば思考中毒になれるのか?そのための秘策を網羅。